公務員獣医師ロールモデル~長崎県五島家畜保健衛生所 牧野央孝さん(日本大学卒業)

▼長崎県庁 獣医師募集にご興味のある方はアニジョブ事務局までお問い合わせください
アニコム フロンティア株式会社 アニジョブ事務局
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階
TEL:03-5348-3790(平日9:00~17:30)
MAIL:info_anicomjobs@ani-com.com

○卒業後の略歴を簡単に教えてください。
卒業後、5年間は小動物臨床獣医師として勤務し、獣医学図書の出版社で3年間勤務していました。その後、長崎県に入庁し4年目を迎えました。

○公務員獣医師を志望した理由・きっかけを教えてください。
出版社勤務はやりがいがありましたが、苦労して取得した獣医師免許を生かしたいという思いから、勤務して2年が過ぎたころ、転職を考えました。当時の職場の元公務員獣医師の方から公務員獣医師の仕事について話を聞く機会がありました。具体的な仕事内容を知り、それまで公務員獣医師という職業がつまらない仕事で自分には合わないだろうという勝手な思い込みをしていると気付かされました。仕事の魅力に気付いたこと、そして、食べ歩きと料理が趣味で「食」と「畜産」に関心があったことから、公務員獣医師として勤務したいと強く思うようになりました。
また、旅行で長崎県を訪れた時に、優しい方々に出会ったこともあって長崎県を志望しました。

○現在の業務の内容を教えてください。
現在は、九州最西端にある五島列島の五島家畜保健衛生所(五島市)で勤務しています。五島は、肉用牛繁殖農家が200戸を超え、さらに大規模な養豚農家があるなど畜産が盛んな地域です。私は、主に豚・鶏の病性鑑定や飼養衛生管理基準の遵守指導の業務を担当していますが、担当の垣根を越え、肉用牛の業務にも携わって農家さんと話をする機会も多いですし、馬や蜜蜂などの業務にも関わるなど、その守備範囲は広く及んでいます。

○現在の業務のやりがいや印象に残っているエピソードを教えてください。
なかなか出荷成績が上がらない農場へ繰り返し訪問し、原因究明を行った事例がありました。いつも話をさせていただく責任者の方だけでなく、従業員の方にも話を聞くことで、原因を特定し成果が実りました。この時、自分のことのように喜んだ記憶があります。この事例からコミュニケーションの重要性を非常に痛感しましたので、今後の業務にも生かせるように努めていきたいと思っています。

○転職してよかったことを教えてください。
知見が広がって自分自身の成長に繋げられたことです。公務員獣医師は、様々な職種の方と一緒になって業務を遂行します。自分1人だけでは思いもつかないことを、上司、先輩、同僚、他の職種の方々にフォローしていただき、1歩1歩成長に繋げられることは公務員獣医師の魅力の1つです。また、研修は獣医学的なものから一般的なものまでありますので、自分自身の成長に繋げたいという方にはお勧めです。

○これから獣医師を目指す方や、公務員獣医師への就職を考えている方に向けて、メッセージをお願いします。
長崎県は、5年に1回開催される「全国和牛能力共進会(通称:和牛のオリンピック)」で日本一にあたる内閣総理大臣賞を受賞するなど肉用牛の生産が盛んで(産出額は全国でトップ10入り)、豚や鶏のブランド化にも精を出している「畜産県」です。「畜産県」での畜産を守る仕事は、畜産業だけに留まらず、関連する地域の各産業を守ることにもつながるので、我々公務員獣医師は非常にやりがいのある仕事に従事しているといえます。また、離島勤務があることは長崎県で働く魅力の1つだと思います。苦労もありますが、ぜひとも気になった方は声を掛けていただけたらと思います!
余談ですが、私は県外(神奈川県)出身ですが、長崎県を選んでよかったと思っています。私と同様に県外出身の職員の方々も少なくないですし、農家さんから「よく来てくれた!ずっといろよ!」と熱烈に歓迎してくださるので、県外出身者も働きやすい環境だと思います。
もし長崎県に行ったことがないという方がいらっしゃいましたら、ぜひとも1度訪れてみてください。長崎は「よかとこばい」、きっと好きになると思います

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.