2人の女性トリマーに聞く、これで私は働き続けてこれました

日本動物医療センター トリマー
円谷 奈緒子 さん、瀧之入 由香 さん

  • ●プロフィール 

円谷 奈緒子 さん

・2001年 青山ケンネルカレッジ卒業
・2001年 日本動物医療センターに入社※

※入社後2011年に長女出産、2014年に次女出産、
育児休暇を経て現在に至る

 

  • ●プロフィール 

瀧之入 由香 さん

・2007年 ヤマザキ学園専門学校卒業
・2007年 日本動物医療センターに入社、現在に至る

 

 

●トリマーになろうと思ったきっかけを教えてください

円谷:高校の時に実家で初めてゴールデンレトリバーを飼い、シャンプーなど日々のお世話をしたり、訓練所に通って訓練を受けるような経験をしていくうちに動物に関わる仕事がしたいと思いトリマーになりました。

瀧之入:もともと、子供のころから動物が好きで、ペットショップのガラス越しに働いているトリマーさんにも憧れていました。動物看護の専門学校へ入って看護の勉強もしましたが、自分にはトリミングの仕事の方が向いていると思い、トリマーになることを決めました。

●現在の仕事のやりがいや大変な面は?

円谷: 入社当時はトリミングの件数も少なく、
看護の仕事の方が多いこともあるぐらいでした。現在の院長の上野先生が当時、「トリミングのお客さんを増やしてみないか?」と提案してくださったことが転機になり、それ以後、決められた業務をこなすだけではなく、自分たちでどうしたらトリミング部門が盛り上がるか、どうしたら売上が上がるかということを常に意識して取り組んできました。
企画や新しい提案などは終わりがなく、自分たちで切り開いていかなければならないのは大変ですが、その分飼い主さまに喜んでもらえたり、成果として出ることがとても嬉しく、やりがいがあると思っています。

瀧之入:チーム活動というものがあり、ホスピタリティの部分などを担当しています。
チーム活動とは具体的には「飼主様への対応」「スタッフへの対応」などがあり、毎月テーマを決めてチームで検討、決定し、それを行っていきます。
獣医師、トリマー、動物看護師などが一丸となり職種を超えて縦断的に活動を行っています。やりがいもありますがその時間を捻出したり、自分のなかで何がいいのか葛藤したりと大変な面もあります。
重いテーマもあるのですが、その活動で飼い主さんに喜ばれたり、チーム内で活動が盛りあがり成功するととても嬉しく感じます。もちろん、本業のトリミング業務で飼い主さんに褒められたり喜んでもらえることも嬉しいですね。
失敗も沢山してきましたが、今までの経験を通じて頑張って行ったことには無駄な事はなにもないこと感じています。

●やり仕事と育児を両立で大変だった事とその解消法を教えてください。

(円谷さんへ質問)

仕事をフルタイムでしながらの子育て、家事をすることは体力的にも、時間的にもギリギリではありますが、幸い体力気力には自信があるほうなので(笑)何とか乗り切っています。しかし小さい子供達のことを考えると、家で起きている時間よりも保育園で過ごす時間の方が断然多いということ、私も仕事とプライベートの気持ちの切り替えが難しく、家に帰っても考え事をしてしまったり、携帯を気にしてしまったりして子どもへの返事が生返事になってしまったりすることがあり、申し訳ないなと思っています。

解消法としては、なるべく休みの日には子供たちが喜ぶことを意識して、家族一緒の時間を過ごしています。どこか遠くに行くわけでなくても、近くの公園にお弁当を作って出かけるだけでも、子どもも自分もリフレッシュできます。

●育児中の先輩トリマーさんの姿をみてどう感じますか?

(瀧之入さんへ質問)

私はまだ子供がいないけどいつかはという思いもありますので、現在、育児中の先輩たちを応援したいなと思います。円谷さんだけでなく、この病院は各部署にも育児中のスタッフがいるので家庭と仕事の両立のお手本になっています。
育児でのいろんな話しが聞けるのは面白いし、勉強になりますね。

また、トリマーはトリミング業務だけでなく受付業務のシフトも入っている事はいい点です。急な休みができた時に補えあえるからです。
各部署お互いにあまり壁があまりなく、お互いの業務の苦労をわかりあえているというところもいいところですね。

●この病院の働きやすいところを教えてください。

円谷:私はこの病院に勤めて16年になりますが、長く勤めているスタッフに対して病院側が大切にしてくれているという想いが伝わってくるところです。私だけではなく10年以上勤めているスタッフは他にも多くいます。全体で50人を超える病院ですが、一人ひとりのライフワークバランスを保つために病院が提供してくれる制度のひとつとして「ワークシェア」というものがあります。シェアできる人数が確保できれば、短くて1週間から最大で数か月という単位で休暇を取り、また復帰できる制度です。人によっては勉強や留学、旅行に行ったり、または親の介護のためであったりと自由に時間を使うことができます。瀧之入さんは以前取られてますよね。

瀧之入:誰でも仕事が行き詰ってしまうこともあると思います。そんな時に長い休暇がとれるとありがたいです。私もこの制度を使い、2ヵ月間旅行に行ってリフレッシュする事ができ、新しい気持ちで仕事をすることができました。

円谷:私も2度の育児休暇が終わり、こんなに長い休みを取れることはもうないのだろうなと思っていた時にこの制度ができたので、希望の光が見えました。(笑)

まだ実際は取っていませんが、いつかワークシェア取得したら徹底的に家中の掃除をしたい!!そんなことを想像しているだけで楽しいです。

瀧之入:大変なことがあっても頑張れるのは、院長がスタッフの気持ち的な部分でよくフォローをしてくれるという点もありますし、福利厚生がしっかりしている点もあると思います。勉強会に出たいときも補助費をだしてくれたり、自分の飼っている動物にも医療費に社割があったりして、気軽に動物を連れて来る事ができます。

円谷:医療費の割引はうちの動物にも利用させてもらっています。自分自身が飼っていると、飼い主さんの気持ちがわかるようになりますね。

それにこれから子ども達を育てていくのにもお金もかかりますし、自分が50歳、60歳と年を重ねても続けていられるような病院だとありがたいですね。私はこの病院しか知りませんが、そういったそれぞれのスタッフの環境に真剣に応じてくれるこの病院に勤めていられることは幸せだなと思っています。

●働く女性へメッセージを!

円谷:私は結婚したら子供が欲しいとずっと前から思っていました。
しかし妊娠中にトリマーを続けているという方が周りにいなかったし、当時情報交換もできなかったので、仕事を続けられるのかというのが不安でした。実際自分がなってみると、周りのスタッフのサポートのおかげもあり、出産予定日の6週間前の産休に入るギリギリまでトリマーとして働くことができました。

妊娠中だけでなく、子育て中も急に子どもが熱を出したりすることもあり、周りのスタッフのサポートがないと難しいこと場面が多々出てきます。そういった周りのスタッフのサポートを受け、信頼関係を築くためには、日々の自身の行動とお互いを思いやるということが大切だということ。またせっかく動物が好きで選んだ道なので、あきらめないで、続けることが大事。努力次第では自分が良いと思う方向に周りの環境が変化していくと思いますよ。

 

瀧之入:入社したては誰でも慣れなくて
つらいことが多く、もうやめたいと思う時があると思います。自分もそんな気持ちになるときはありました。ただ、その壁を乗り越えると世界が違って見えてくると思います。
無駄な事はなにもないという精神で気持ちを切り替えることが大事だなと思います。
切り替えに効果的なのは他の人になぜつらいかを話たりなど、相談しやすい人に相談すると割と気持ちの整理ができると思いますよ。

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