往診でより密なケアを届けたい~Animal Life Partner 往診獣医師・丸田香緒里先生~

Animal Life  Partner
往診獣医師
丸田 香緒里 先生

●プロフィール 

2006年 日本大学 生物資源科学部 獣医学科卒業

2006年 横浜市内の動物病院に6年間勤務

2012年 病院を数か月休み、各種資格を取得

2012年  Animal Life Partnerを設立

 

 

●現在のお仕事とそのやりがいを教えてください

週に3日は以前から働いている動物病院で勤務獣医師として働いています。
それ以外の日程でAnimal Life Partner (以下、ALP http://www.animallifepartner.com)として往診診療をしています。
その他に企業との仕事も行っています。一例としてはワンちゃん用のごはんやサプリメントなどの商品開発、犬用プールでのリハビリ指導や鍼治療です。
私の活動のコンセプトは「飼い主さんとワンちゃんネコちゃん達が笑顔で親密に暮らす」という事なので、往診診療以外に、動物の食事やリハビリなどの仕事もそのコンセプトの一つになります。
 

●往診診療を始めたきっかけは?

病院勤務が丸6年を過ぎたころ、一度仕事を辞めて飼い主さん達を対象とした様々なセミナーに参加してみました。その時に感じたのは、飼い主さん達は、医療だけにとどまらず、ペットの色々な知識や情報を求めているということでした。また、診療の時に飼い主さんが聞きたいことを診察室の中ですべて聞けていない事、獣医師に対して“忙しそうだし・・・”と気を使ってくださっていたことにも気が付くことができました。飼い主さんが求めている情報や相談を獣医師という立場で発信したいと思い、ペット栄養管理士やホリスティックケア・カウンセラー、メンタルケアカウンセラーの資格を取得し、セミナーやカウンセリングを行うようになりました。
そのうちに、先生に診察もしてほしいという希望をいただくようになったので、往診の仕事を始めることになりました。往診は、初めての患者さんにとっては、他人を家に招き入れるという点でハードルが高いのかもしれませんが、最初にカウンセリングで私の人となりを知って頂いているので、そのハードルが低くなるのかもしれないですね。

●往診診療の利点はどんな点ですか?

往診は動きにくい高齢なワンちゃんや飼い主さんなどにも需要がありますし、猫ちゃんなども自宅診療のほうが落ち着けるようですね。また、往診だと実際に飼い主さんの家の中に入って沢山話ができるので、家庭環境がよくわかります。動物病院だと治療のために色々してもらいたくて、飼い主さんに獣医師がケアの方法を教えても、実際はできない状況だった、ということが多いと思います。一方で往診の場合、状況がよくわかるので飼い主さんの生活にあったケアなどを教えてあげることができるのです。また、関係性が密になるので、色々なことがアドバイスしやすくなります。特にいいところは、飼い主さんをほめるポイントが見つけやすいことですね。褒められると飼い主さんも幸せな気分になり、ケアをすることも楽しくなると思います。

●女性獣医師さんへのメッセージ  

女性は様々なライフイベントで生活スタイルが変わっていきます。だからこそ、女性ならではの順応性を生かして仕事をしていくといいと思います。
私はどのような状況でも獣医師という仕事を続けたいという思いでALPを始めました。また、女性ならではの働き方のサポートをする女性獣医師ネットワーク(http://www.w-vet.net/)の理事も務めています。
動物病院にこだわらず、自分でセミナーをしたり往診をしたりその他の選択肢もあると思います。動物病院の場合には求人がでているところで合致すればそれでもいいですし、でてないところでも、自分が譲れない部分をお願いすれば柔軟に対応してくださる動物病院もあると思います。
飼い主さんの気持ちに寄り添うという事は男性獣医師よりも女性獣医師の方が得意だと感じています。是非そのような得意部分を活かして活躍していっていただきたいと思います。

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