動物看護師はもっと輝く!vol.2~活躍できるフィールドは自分で作る!~

アニジョブは動物看護師さんが活躍できる環境づくりを目指し、体験談やお役立ち情報を発信しています!
第二回目は、アニコム先進医療研究所株式会社で臨床業務と研究業務を両立しながら働いている男性動物看護師の宮部真裕さんの体験談です。

【アニコム先進医療研究所株式会社 宮部 真裕さんの働き方】

■現在のお仕事内容を教えてください。

主に別日程で二つの業務を行っています。
一つは弊社運営の動物病院で運営の部分も携わりながら看護師を行っている業務で、もう一つは弊社運営の研究所で獣医療にかかわる研究業務をしています。
一番業務比率が多いのは動物病院での臨床業務で、内容は一般的な病院の一次診療業務と同じですが病院施設にCTとMRIなどもあるので、それらの検査のお手伝いや手術の助手などの診療補助をさせていただいています。
病院運営の部分では、病院のHPの管理や看護師の教育プログラムを組み立てなど行い、研究業務では遺伝子解析のシークエンサーを用いて腸内細菌や遺伝病の研究などを行っています。

臨床と研究を両立する中で大変なことはありましたか?

臨床の看護師の仕事も研究も、大学時代に両方将来やっていきたいなと思っていたことなので、実現していることはとてもありがたいと思ってます。
この様な働き方をしている人はあまりいないですからね。
臨床現場で好きな動物と触れ合えたり色々な方の話を聞ける事は自分にとってもプラスですし、臨床での疑問点をそのまま研究にリンクさせることができるので、そういった効率やモチベーションの面でもいい環境だと思います。
大変な部分はバランスよく業務を偏らないようにこなすという部分です。
時間が足りなくなることも多いので、なるべく効率がいいように大枠を組み立てて、人に確認したりして業務を進めています。
自分はどれか一つの事を行っているより色々な事をしていることが好きなので、今の働き方は自分にあっているのかなと思います(笑)。

■臨床での動物看護師を続けていられる秘訣は?

今の病院は大学を卒業してからずっと勤めている病院なので今年で4年目です。
ずっと続けていられるのは、看護師として色々な業務に携わらせてくれるからだと思います。
経験を積むうちに、先生方に頼られていることが続けていられるモチベーションになっています。4年生の大学の看護学科の勉強はかなり踏み込んだ勉強も多かったので、まかせてもらえる部分があまりにも少ないとモチベーションが高く保てなくなってしまう人もいると思います。
業務の範囲を動物病院の選択時に確認することは重要だと思います。

■今後、挑戦してみたいことや夢など

今やっているように臨床と研究を両立させるのが夢だったので、今の自分は夢の中にいるようです。
今後もこのスタンスを続けていけたらいいなと思ってます。
研究の目標としては現段階で治療法がないような遺伝病などの研究を時間がかかることだとは思いますが、解明していきたいと思っています。

■動物看護師さんに対してメッセージを!

給料や雇用条件などで悩む動物看護師さんは多いと思いますが、それをよくしていくのは今後の動物看護師さん達の活躍次第だと思います。
積極的に診療にかかわることで動物看護師の地位も変わっていくと思いますし、活躍できるフィールドを選択したり作っていくのは自分自身だと思いますよ。

This entry was posted in 動物看護師の働き方, 動物看護師を応援!. Bookmark the permalink.