公務員獣医師ロールモデル~茨城県庁 獣医師大芦 隆広さん

茨城県保健福祉部生活衛生課
環境・動物愛護グループ 
大芦 隆広さん

●プロフィール
・平成18年 岩手大学 農学部 獣医学科 卒業
獣医公衆衛生学研究室 卒業論文:難分解性有機フッ素化合物の毒性学的研究
・平成18年 茨城県庁入庁
保健福祉部 動物指導センター(2年)
・平成20年 保健福祉部 土浦保健所(2年)
・平成22年 保健福祉部 県南食肉衛生検査所 (2年)
・平成24年 農林水産部 県西家畜保健衛生所(3年)
・平成27年 保健福祉部 生活衛生課/本庁 ~(現在3年目)

 ●これまでのお仕事について教えてください

獣医師として県庁に入って、保健福祉部へ配属されました。
出先機関の動物指導センターで飼い主がわからない犬の保護等の業務を行った後、土浦保健所で食品衛生に関わる仕事に就きました。3カ所目の配属先である食肉衛生検査所で豚のと畜検査業務をとおして食肉衛生の仕事も経験しました。その後、農林水産部の県西家畜保健衛生所では口蹄疫や鳥インフルエンザなどの畜産業に大きなダメージを与える感染症の防疫のために農場の衛生管理に関する指導を行うとともに各種疾病の検査業務を行いました。
現在はまた、保健福祉部にもどり、本庁で動物愛護に関する議会対応や予算調整、庁内外との調整など、主にデスクワークを行っています。


いろいろなお仕事をご経験されていますね?

違いが分かりにくいかもしれませんが、農林水産省が所管する法律に基づいて業務を行う農林水産部と厚生労働省や環境省所管の法律に基づいて仕事をしている保健福祉部(衛生部)は違った役割を担っています。視野を広げたいと思い、農林水産部の事務所への異動を自ら志願しました。
公務員獣医師としては一通りの仕事を経験することができたと思います。

●獣医師は昔からの夢でしたか?

中学生や高校生のころは獣医師になりたいというよりも生物の授業が好きでした。
生物の勉強ができ、専門性も身につくと思い獣医学科に入りました。
入学してから、意外に感じたのは動物のための学問というよりはヒトのための学問だったことですね。今、公衆衛生を仕事にしているので尚更そのように思います。

●学生時代に、印象に残っていることは?

「壁にぶつかったときにどのように解決するのか、考えていくのが卒論だ。社会に出てからもそれが活きる」卒業論文の作成時に指導教授から頂いた言葉です。今も業務で壁にぶつかったときには、一緒に卒業論文を作成した研究室の仲間ならどう解決するか、指導教授ならどのような助言をしてくれるか等を想像することがあります。

 ●公務員獣医師を選んだわけは?

5年生になり、進路を考え始めた際に小動物臨床の実習にも参加しましたが、私には学生時代の研究の内容も生かせて、公共の福祉に帰することができる公務員のほうが魅力的に思えました。進路に悩んでいる方はインターンなどを積極的に利用していろいろな経験をしてみるといいと思います。茨城県でも毎年インターンを受け入れています。

●公務員試験は、新卒でなくても受けられますか?

もちろん、中途採用の獣医師もたくさんいます。実際に動物と触れ合う仕事も多く、動物指導センターでは怪我をした動物の応急的な処置が求められることもあるので、臨床経験のある方に来ていただけると心強いです。

●公務員の仕事で重要だと思うことは?

コミュニケーション能力が重要だと思っています。
良い提案があっても農家の皆さんに受け入れられないと始まらないし、
議会や庁内でも正確に意見を伝えないといけない。
それぞれの立場での考えをしっかり理解しつつ、専門職としての知識をエッセンスとして活かすことで、獣医師の存在感を周囲に感じてもらえるようになればと思います。

●茨城に戻ったきっかけは?

もともと地元の茨城に帰りたいと思っていました。
畜産に進むのなら、大学のあった岩手県や北海道もいいなと思っていましたが、茨城は畜産も盛んですし、一番に希望の地として思い浮かびました。
イメージしていた通り、食品衛生にも、畜産振興にも力を入れているので、獣医師として、力を発揮しやすい環境です。また、平地が多くて住みやすく、勤務地の異動があってもほとんどは自宅から通えるところもいいですね。

●印象に残っているお仕事について教えてください

現在の本庁での仕事ですが、全国的に動物愛護の意識が高まっており、茨城県でも、平成28年12月に「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」が施行されました。
それに基づいた様々な事業を展開していて、

「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指すプロジェクト」http://zero.pref.ibaraki.jp/

として住民の皆さんへのPRをおこなっています。
実際に、茨城県の犬猫殺処分頭数は私が入庁した平成18年当時に比べ約20%程度まで減少しており、これまでの様々な施策が効果を上げている実感があります。

●今後やってみたい事や夢などを教えてください

公衆衛生獣医師としてさらに住民の皆様のお役にたちたいと思います。まだ、配属されていない地域の保健所にも行ってみたいです。
プライベートでは、6歳と4歳の娘の成長が楽しみです!ワークライフバランスがとりやすいことも、今の仕事の魅力ですね。

<これから公務員を目指す方にひとこと>

学生の皆さんは、様々な経験をして、コミュニケーション能力を是非磨いてください。

また、社会人経験を積んでから公務員を目指す獣医師の方は、これまでの経験が活かせる場面が必ずあるので、迷っているのであれば、まずチャレンジしてみて欲しいと思います。

勤務地でお悩みの方は是非、茨城県への就職も御検討下さい。とってもいいところですよ!

◆茨城県 公務員 獣医師の募集のお知らせ◆

■選考日
平成30年1月21日(日)
■受付期間
平成29年12月15日(金)午前9時~平成30年1月12日(金)午後1時
エントリーをご希望の方は下記サイトをご確認の上、応募をお願いします。
◆申込方法及び注意点の確認<茨城県人事委員会事務局ホームページ>
http://www.pref.ibaraki.jp/soshiki/jinjiiin/
◆申込<いばらき電子申請・届出サービスホームページ>
https://s-kantan.com/pref-ibaraki-u/

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